魔界の南側にある小さな火の国・ムスペルヘイムの第二王女で、魔界の一流学園「リト大魔法学園」に通っている中学生であり、次期女王。
現在は女王になる前の勉強の一環として、世界中――人間界、魔界、天上界等を旅して回っている途中。
好物はいちごパフェで、魔界にいた頃は魔法学園の近くにあるカフェのメニュー「ウルトラベリーミックスパフェ」「4種のベリーサンデー」等を食べるのが日課だった。人間界にやってきた今でも、1日1杯食べないと気が済まない。
一国の第二王女ではあるが、姉である第一王女・リリスと違い、一般市民の友人と交流を深めたり、昼食をカフェやファミレスでとる等意外と庶民的。
ナナの使い魔で、オスの黒猫(成猫)。にゃあと鳴くのははしたないことと思っており、極力鳴かないようにしている。
ナナが赤ちゃんの頃から共に過ごしているので、躊躇なく小言を言う。弱点はお腹。
魔界の南部にある小国で、通称「火の国」。王位継承制。現・国王(ナナの父親)がお気楽な人で、彼が統治する国はしばしば他国から「自由の国」「フリーダム国家」などと揶揄される。
城下町などの居住地は、石やレンガで造られた地面・建物で住みやすく整備されている。
海や水源がほとんど存在せず、生活用水は国内に漂う魔力の余剰分を回収して魔法で生成している。飲み水は輸入に頼る側面も。 火山やマグマ湖はそこらじゅうにある。
年中、気温が20度を下回ることはないので、コートを着る文化がない。 ただし、女性は皮膚が焦げたり日焼けしたりするのを防ぐため、長袖の服を着ることが多い。
フランシス達が住むニヴルヘイムに比べると後進国で、通信技術は電話と紙媒体の手紙ぐらいしかない。